はじめに
当記事はロメオリンクス総研(エルシス教室)のロボットプログラミング教室ページに掲載されている記事と同じものです。
プログラミング教育を通じて伝えたいこと
近年、AI(Automatic Intelligence:人工知能)を使った様々なサービスが世の中にあふれ、将来自分たちの、そして自分たちの子どもたちの仕事がAIによって 奪われるのではないか。そういった漠然とした不安を抱いている方もいらっしゃるかも知れません。
確かに現在の多くの業務がAIやロボットに置き換えられることでしょう。しかしながら、AIやロボットの技術は人間の知の集積に過ぎず、必ず限界が存在します。私は多くの企業でプログラマー/システムエンジニアとして活動し、AIの研究もしていましたからはっきり断言できます。一方、人間の可能性は無限大であると私は思います。
プログラミングは右脳(イメージ脳)と左脳(論理脳)そして二つの脳をつなぐ脳梁(のうりょう)の機能を総合的に使います。それによりイメージしたアイディアを実現する考え方、能力が身に付きます。例え業務としてプログラミングを行わなくてもあらゆる場面で役立つことでしょう(新製品の開発やビジネスモデルの構築、組織作りなど)。 仕組みを理解できる、最大限に利用できる、そして仕組みを作る側の人間になれる。そんなAIに負けない子どもを育てたいと考えています。
なぜロボットプログラミング学習なのか?
プログラミング学習のツールは様々なものがありますが、私がロボットプログラミング学習をおすすめする理由は大きく3つあります。
① ロボットプログラミング学習は、実際にふれることができるものを動かせます。五感で感じながら学ぶことで、飽きずに学習を続けられ理解も深まると考えています。人は、特に子どもは実際に手でふれられるもので学ぶべきです。
② 弊社のカリキュラムでは、機械工学への興味と理解をうながす内容になっています。教材の中には様々なセンサー類も含まれています。精度の差はあれど、実際に自動運転の車などに搭載させているものと同じものです。またリンク機構など紀元前から現在に至るまで使われている仕組みを肌で感じることができます。
③ プログラミングを学ぶだけなら、画面の中だけで動くモノをつくればよいかもしれません。しかし実際にモノがあることで発生する問題があります。現実にはそのような問題はあちこちにあふれています。ハードウェア(機械)・ソフトウェア(プログラム)両輪で考えなければ、真に問題を解決し、世の中に役立つものはできません。AIがどれだけ進歩しても実際にやってみなければ分からないことはたくさんあるのです。
教養としてのプログラミング学習
AIの進歩によって、将来なくなる職業リストの中にプログラマーが入っているのを皆さんはご存じでしょうか?単純にコードを書くだけの仕事は少なくなるかもしれません。ではプログラミングを学ぶ意義とは何でしょうか?現代においても、コードを組むことなく必要なシステムを構築できる仕組みができつつあります。必要なシステムは自前で作ってしまえる時代がすぐそこまできているのです。ただシステムを構築するには、論理的思考力や設計能力が必要になるのは変わりません。今後そのような力が社会人として必須の教養になっていくでしょう。
さいごに
少し長い記事になりましたがいかがでしたか?当記事でご紹介いたしましたロボットプログラミング教室の他、弊社IT塾プランでもプログラミングを学ぶことができます。プログラミング教育を通じて、高度な論理的思考力と情報リテラシーを身につけていただいた方が、社会のいたる所でご活躍できるよう、今後とも力を尽くしたいです。